11.住み続けられるまちづくりを 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう

農山漁村の持続可能性を高めるための多角的な調査研究

地域計画・農村計画を基盤に、環境政策、農業経済、自然資源管理、防災等の分野を横断しつつ、持続可能な地域社会の構築に資する理論的・実証的研究の体系化を目的とするものである。特に、農村および地域コミュニティに内在する資源、担い手、制度、社会関係に着目し、それらの相互作用の過程と変容を通じて、地域の持続性およびレジリエンスの形成機構を解明することを主たる課題としている。
これまで、農業・農村の構造変化および地域資源管理主体の変遷を対象に、地域資源の維持・活用に関する諸課題を明らかにするとともに、統計的分析およびフィールドワークを組み合わせた実証研究により、政策設計および地域マネジメントに資する理論的枠組みの構築を進めてきた。また、農業経営および農地利用の実態分析を通じて、生産性と持続性の両立条件に関する検討を行い、地域固有の資源に立脚した農業システムのあり方を探究している。
近年においては、気候変動および自然災害が地域社会に及ぼす影響に着目し、被災地域における復興過程を対象とした研究を展開している。とりわけ、農村コミュニティの再生過程や農業システムの再構築に加え、住民のリスク認知や行動、地域への愛着の変容といった社会的側面を含めた分析を行うことで、防災と地域計画を統合した学際的枠組みの構築を試みている。
さらに、ドローン等の新技術の導入やクライメート・スマート農業の展開といった実践的課題にも取り組み、環境性・経済性・社会性を統合的に評価する視座の確立を図っている。以上のように、理論的考察と現場における実証分析とを往還しつつ、持続可能かつ強靱な地域社会の実現に資する知見の創出を志向している。

研究業績

  • 山下良平, 西山桃子(2026):実践事例にみる日本型Climate-Smart Agriculture萌芽期の課題 ,水土の知 : 農業農村工学会誌 94(6) 429-432.
  • Ryohei Yamashita, Kyohei Kidoguchi, Tomoki Oshima, Aya Ishigaki(2024):Sustainable paddy farming in rural Japan: Leveraging farmer integration and agricultural UAVs for synergistic solutions ,Journal of Cleaner Production,475,143685.

提供できるシーズまたは支援できる技術分野

農林漁業、地域再生、地域間交流、資源管理などに関する地域課題の探索、議論、計画策定に関する分析、シミュレーション、ワークショップなど。

社会的成果または実用化された内容、商品、特許など

  • 研究成果は常に自治体やコミュニティの施策・計画と連携できるよう発信しています。

産学・地域貢献に関する経験・実例および連携した企業業種

  • 基礎自治体、県、国など

マッチングしたい分野・業種

  • 環境経営に関心がある全業種
  • 地域経営や農業経営に関心がある全業種
ヤマシタ リョウヘイ
山下 良平
准教授
研究分野
農村計画学、農業経営学、環境計画学など
略歴
2007年 神戸大学大学院自然科学研究科博士課程後期課程修了
2007年 日本学術振興会特別研究員PD
2008年 京都大学大学院農学研究科教務補佐員
2009年 東京理科大学理工学部助教
2012年 石川県立大学生物資源環境学部講師
2015年 石川県立大学生物資源環境学部准教授(現職)
教員からの
メッセージ
ぜひいろんな自治体、企業、学校などとの連携を進めたいと思っています。
https://www.ishikawa-pu.ac.jp/staff/staffname/yamashita-ryohei/