11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう

野生動物の行動特性に基づいた被害対策

ニホンザル、ツキノワグマ、ニホンジカ、イノシシなど野生動物の分布状況、生息地利用など行動、個体数増減、生息地環境と被害実態の関係を明らかにし、適切な個体群管理、生息地管理、被害管理法を提案する。これまで、ニホンザルの追い上げ方法、ツキノワグマの出没予測方法、シカの生息数推定法などを研究。

研究業績

  • Ando S.Oi T.2023.Urban green belts act as habitat for mammals in urban zones of Kanazawa City,Japan.Wildlife and Human Society.11.23-29.
  • 澤紅乃・三谷友翼・大井徹.2022.ニホンザルの群れが農地・集落で見る「恐れの景観」の季節変化-林縁からの出没距離に着目して-.霊長類研究.38.15-23.
  • 澤紅乃・大井徹.2021.カキノキの果実と収穫後の水田耕起がニホンザルの群れの集落出没に与える影響について.霊長類研究.37.5-15.

提供できるシーズまたは支援できる技術分野

  • 野生動物保護管理計画の策定
  • 野生動物調査
  • 野生動物による被害防除法の検討
  • 野生動物の行動制御ツールの開発

産学・地域貢献に関する経験・実例および連携した企業業種

  • H21~環境省鳥獣保護管理プランナー
  • H18~農林水産省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー
  • H21~富山県野生動物保護管理検討委員会委員
  • H27~石川県特定鳥獣保護管理計画検討委員会委員
  • H21~福井県特定鳥獣保護管理計画(ツキノワグマ)検討委員会委員
  • H16~西中国山地ツキノワグマ保護管理対策協議会委員(山口県、島根県、広島県)
  • H22~環境省・国指定剣山山系鳥獣保護区ツキノグマ等監視調査有識者会議委員
  • その他

マッチングしたい分野・業種

  • 情報通信事業
オオイ トオル
大井 徹
特任教授
研究分野
動物生態学、野生動物管理学
略歴
京都大学大学院理学研究科卒(理学博士)
(独)森林総合研究所 野生動物研究領域長
東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
石川県立大学生物資源環境学部 教授
教員からの
メッセージ
野生動物による被害軽減、人との共存において、科学と現場の連携が重要だと考えています。