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量子トンネリング系のシミュレーション、 eLearningによる個人学習支援の可能性の探求

量子トンネリング系のシミュレーション

複雑な形状をもつ量子トンネリング系での新しい計算法の開発を目指します。

量子トンネリング系は、近年新機能デバイスとして応用や量子計算機の基本デバイスとしての活用が期待されています。実際のデバイスの実現に向け、理想的なモデルではなく、実際の素子構造のような複雑な形状をもつデバイス形状に対する有効な解析方法(シミュレーション手法)の開発を目指しています。

eLearningによる個人学習支援の可能性の探求

学生の個人学習をeLearningにより支援する可能性を探っています。

学生の授業外での個人学習をeLearning によって支援する方法やその可能性を探っています。本学学生の実態を把握し、その状況を前提としたeLearning による授業外での個人学習支援の可能性をハード面、ソフト面双方から検討しています。

具体的には、授業内容に沿った教材などのコンテンツ(解説・小テストなど)を作成し、eLearningの実践を行い、その学生への学習支援の効果についての検討を行っています。

研究業績

  • 稲葉宏和.2014.量子格子ガス法による二重障壁構造の共鳴トンネル効果の動特性の計算.石川県立大学.平成25年度石川県立大学年報.16-25.
  • 稲葉宏和・桶 敏.2016.数学補習用eLearning の結果の分析―不得意な学生の場合―.石川県立大学.平成27年度石川県立大学年報.34-39.

提供できるシーズまたは支援できる技術分野

  • 量子効果(特に,トンネル効果)のシミュレーション
  • 教育工学の手法を用いたeLearningの活用法
  • eLearningのコンテンツの作成法

産学・地域貢献に関する経験・実例および連携した企業業種

  • 相変化光ディスクに関する研究で民間企業と共同研究
イナバ ヒロカズ
稲葉 宏和
准教授
研究分野
計算物理学、教育工学
略歴
大阪府立大学大学院工学研究科卒
大阪府立大学工学部
博士(工学)
教員からの
メッセージ
コンピューターを活用したシミュレーションや教育工学の手法を使ったeLearningの活用をしています。それらの実践による成果を踏まえて教育・研究活動を推進しています。
https://www.ishikawa-pu.ac.jp/staff/staffname/inaba-hirokazu/