7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに 9.産業と技術革新の基盤を作ろう 11.住み続けられるまちづくりを

タンパク質高発現耐性大腸菌の開発

タンパク質を微生物に発現させることは、多くの生命科学研究の現場で、広く用いられており、様々な生命現象を解き明かしてきた。更に、化成品生産において、昨今、酵素タンパク質を利用することが必須になりつつあるが、それもまた、大腸菌を始めとする微生物に発現させる事が多い。通常は対処療法的な問題の解決を試みるが、現在までに、タンパク質が上手く発現しない普遍的原因メカニズムは殆ど研究されていないと言っても過言ではない。

タンパク質過剰発現に対して耐性を示す大腸菌株を単離することに成功している。このタンパク質過剰発現耐性菌の耐性機構の解明を目指すとともに、それを利用したタンパク質高発現耐性菌を創製することを目的に研究を遂行している。タンパク質高発現耐性菌を用いることにより、最大で30倍以上の生産能向上を観察した例もある。

提供できるシーズまたは支援できる技術分野

  • タンパク質過剰発現系を用いる技術全般

産学・地域貢献に関する経験・実例および連携した企業業種

  • 地元企業からの大腸菌取り扱いの相談等

マッチングしたい分野・業種

  • 大腸菌を用いた物質生産をおこなう分野
ナカガワ アキラ
中川 明
講師
研究分野
略歴
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科卒(2006)
協和発酵キリン株式会社(2006-2008)
教員からの
メッセージ
大腸菌大好きです
https://www.ishikawa-pu.ac.jp/staff/staffname/nakagawa-akira/