植物は、光や温度などの環境情報を感知し、発芽、成長、開花、色素蓄積、ストレス応答などを調節しています。私はこれまで、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて、フィトクロムやクリプトクロムなどの光受容体に着目し、光環境が植物の遺伝子発現や形態形成を制御する仕組みを研究してきました。
今後は、これらの基礎的知見を活用し、光質、日長、温度条件が作物の成長、開花、色素蓄積、ストレス耐性に与える影響を解析します。これにより、植物工場や施設園芸における栽培条件の最適化、省エネルギー栽培、機能性野菜の高付加価値化、環境ストレスに強い作物の選抜・評価への応用を目指します。



研究業績
- Cryptochromes Induce Genome-Wide Changes in Alternative Transcription Start Site Selection in Arabidopsis. Biochemical and Biophysical Research Communications 152264. (2025)
- Photoactivation and inactivation of Arabidopsis cryptochrome 2. Science 354(6310), 343-347. (2016)
- Arabidopsis Phytochrome A is modularly structured to integrate multiple features required for a highly sensitized phytochrome. Plant Cell 24(2), 2949-2962. (2012)
提供できるシーズまたは支援できる技術分野
- 光質、日長、温度条件が植物の成長や開花に与える影響の評価
- LED光源を用いた栽培条件の検討に関する助言
- 植物工場・施設園芸における光環境制御に関する基礎的助言
- 高温など環境ストレスに対する植物応答の解析
- 遺伝子発現解析を用いた植物の環境応答評価
マッチングしたい分野・業種
- LED照明を用いた栽培技術に関心のある企業
- 種苗関係、分子生物学分野
オカ ヨシト
岡 義人
准教授
研究分野
植物生理学、分子生物学
略歴
農業生物資源研究所、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校、理化学研究所、中国・福建農林大学、九州大学、京都大学
教員からの
メッセージ
メッセージ
研究を通じて、地域農業や関連産業を支える人材育成と社会貢献を果たします。
https://www.riken.jp/press/2016/20161021_1/index.html