CO2レーザ、YAGレーザ、赤外線、マイクロ波、誘導加熱を食品分野に適用する研究をしています。遠赤外線を放射する使い切りナベの開発では赤外線や誘導加熱を、食品のピンポイント加熱ではレーザを、電子レンジ用調理容器の開発ではマイクロ波を扱います。 

本年度は次の3つのテーマを推進します。①CO2レーザにより「中はカリッと外はジューシー」のような新しい食感の加熱方法を開発し、食品業者様に提案していきます。②揚げ物油に電磁界を照射したときの溶存水の挙動を電気化学的測定法から明らかにし美味しさの秘密を探ります。③熱音響エンジンを農場に設置し、太陽が照って暑ければ暑いほど冷却能力を増すメンテナンスフリーの装置を製作し効果を検証します。 

提供できるシーズまたは支援できる技術分野 

• 調理中の食材の電磁界及び熱伝の連成解析 
• 各種レーザによるアプリケーションの提案 
• 熱音響エンジンによる無電源の冷却技術 
• 使い切りソーラークッカー＆専用レトルト調理容器の開発 

産学・地域貢献に関する経験・実例および連携した企業業種

• 楕円チャンバによる高効率マイクロ波加熱装置の開発
  ⇒三菱化工機株式会社との共同研究
• 太陽光を入力とした熱音響エンジンによる農業ハウスの冷却機構の開発
  ⇒パイプを配管するだけの無電源メンテナンスフリーシステムです。本年度は農場に設置し、夏場に露地ほうれん草を栽培します。夏場の農場で地表を冷やしたい作物がありましたらご相談下さい。

研究キーワード

CO2レーザ YAGレーザ マイクロ波 誘導加熱 赤外線

関連する分野

食品 新技術

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