大腸炎の発症要因については不明な点が多いのですが、①腸免疫応答の異常活性化、②腸バリア機能の低下、③腸内環境の異常、が関わっていると考えられています。私たちの研究室では、これら炎症性腸疾患の発症に関わる要因がどうして生じるのか、またどのような食品が予防に効果的であるのか、について実験動物（マウスや線虫）や培養細胞を用いて研究しています。

 研究業績 

• Oligosaccharides from agar extends lifespan through activation of unfolded protein response via SIR-2.1 in Caenorhabditis elegans.DesakaN, NishikawaH, HondaY, MatsumotoK, MatsuzakiC, MizushimaK, TakagiT, NaitoY,HigashimuraY. EuropeanJournal ofNutrition61(8), 4179-4190, 2022.doi: 10.1007/s00394-022-02957-1.
• Dietary intake of yacon roots (Smallanthus sonchifolius) affects gut microbiota and fecal mucin and prevents intestinal inflammation in mice.Higashimura Y, Hirabayashi M, Nishikawa H, Inoue R, Nagai E, Matsumoto K, Enomoto T, Mizushima K, Takagi T, Naito Y.Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition69(3), 272-279,2021.doi: 10.3164/jcbn.20-203

提供できるシーズまたは支援できる技術分野

• 実験大腸炎モデルに対する食品機能性の評価
• 腸管粘液分泌に対する食品機能性の評価
• 免疫賦活作用や抗炎症作用の評価
• 線虫を用いた食品機能性の評価

産学・地域貢献に関する経験・実例および連携した企業業種

• ののいちコミュニティカレッジ 講師 
• ヤーコンの機能性に関する研究（野々市市、JAののいちとの共同研究） 

マッチングしたい分野・業種 

健康食品の開発や食品の機能性研究に興味のある食品関連企業 

研究キーワード

免疫 大腸がん 大腸炎 抗酸化 線虫 腸内細菌

関連する分野

健康・福祉 食品

関連するSDGs

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